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次世代FinTech開発の最前線で働く魅力

こんにちは、ジュリアンです。現在、Datachainでバックエンド開発者をしています。
ここで働き始めてからもう1か月が経ち、そろそろ入社エントリーを書いてみようと思います。今回は、自分のバックグラウンドやこれまでのキャリア、Datachainに加わった理由、そしてこれからの目標についてお話ししたいと思います。


バックグラウンド

では、メキシコ生まれ、ノルウェー育ちの私は、日本に何しにきたのでしょうか?(笑)簡単にいうと、昔からずっと日本に興味がありました。ただし、アニメや漫画などにすごく興味があったのではなく、日本語という言語に興味がありました。
それをきっかけに、大学では言語学を専攻し、日本語形態学についてもっと深く学ぶ機会を得られました。大学時代には、当初1年間の予定で日本に留学しましたが、結局日本の大学に編入、卒業し、仕事をしていたら、いつの間にか8年が経っていました。

そんなこともありましたが、急遽、家庭の事情でノルウェーに帰国することになり、しばらくノルウェーで生活をしました。今年、念願叶って日本に戻ってこられて、いま新しいチャレンジにワクワクしています。

語学留学で来日した時に北海道で食べた1.5kgのラーメンです。懐かしい!

これまでのキャリア

これまで、さまざまな分野に飛び込んで経験を積んできました。
インフラから自然言語処理(NLP)、フロントエンド、そしてバックエンドまで、幅広く取り組んできましたが、中でもバックエンド開発、特にKotlinを使ったアプリケーション開発に多くの経験を積んできました。

新しいことに挑戦するたびに成長を感じることができるので、常に新しい経験を求めてきました。
例えば、ノルウェー政府が提供している履歴書プラットフォームのプロジェクトではバックエンドだけでなくフロントエンド開発にも挑戦し、履歴書データプラットフォームの設計に携わりました。プロジェクト自体はノルウェー人の3分の一の履歴書データを扱い、転職活動などをサポートするシステムです。その中で、ユーザー分析を通じてプロダクト作りやクロスファンクショナルなチームでの働き方の楽しさを知り、より広い視野で開発に取り組むようになりました。

ノルウェー政府のプロジェクトを終えた後、興味を持っていたWeb3分野のゲームファイプロジェクトに携わる機会を得ました。そこで、ゲームの中核を支えるAPI機能における大量のイベント処理に挑戦し、非常にやりがいのある経験を積みました。

その後、決済ソリューション企業に参加し、ゼロからクロスボーダー決済ソリューションを構築する貴重な経験を得ました。これらの経験を通じて、私のWeb3やフィンテックに対する興味はさらに深まりました。

なぜDatachainを選んだのか

Datachainは求人サイトを通じて初めて知りました。会社の事業内容を見たとき、自分の経験やスキルがぴったり合うと感じ、「ここならこれまでの経験を活かしながら新たなチャレンジもできる」と思いました。

面接を進めていく中で、DatachainがWeb3技術を活用してフィンテック業界を革新し、よりスピーディで安全な決済インフラを実現しようとしていることに強く共感し、さらに興味を持つようになりました。
これまで銀行インフラでの決済業務に関わった経験から、特に国際送金におけるシステムの複雑さや信頼性の課題を痛感しています。たとえば、単純な外貨送金でも完了までに数日から数週間かかることがあり、その原因は銀行間のクリアリングサイクルによるものです。国内送金に比べると、国際送金では複数の銀行を介して決済が行われるため、ノルウェーとスウェーデン間の送金ですら、最低3つのクリアリングサイクルを経る必要があるなど、より長い時間がかかる場合が多いです。

Datachainは、Web3を活用してこの複雑なプロセスを大幅に簡素化し、迅速で効率的かつ低コストなクロスボーダー決済インフラを提供しようとしています。そのビジョンを知ったとき、「この挑戦に自分も加わりたい」と強く思いました。

これから達成したいこと

Datachainに加わってまだ1か月ですが、学ぶことは山ほどあります。IBC(Inter-Blockchain Communication)技術の仕組みをしっかり理解することが、今後の大きな目標です。現在はTOKIのバックエンドを担当しており、これがDatachainのフィンテック業界への挑戦を支える重要な基盤になると感じています。

最近の社内では、“The Internet of Blockchains”の実現に向けた話題が多く出ています。Web3の普及を後押しすることの難しさは知っているので、IBC技術を活用し、複数のブロックチェーン間の相互運用性を高めることが、その普及に貢献する最善の方法だと考えています。そんな壮大なプロジェクトに関われることを、本当に楽しみにしています。


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