コンフォートゾーンを抜け出してグローバル×ディープテックに挑戦
はじめまして!Datachain の荒引です。
2025 年 1 月に入社し、現在は SRE として自社技術のキャッチアップ、トラブルの原因調査、運用に関するツールの開発などを行っています。ちょうどこれから Datachain が中心になって開発している OSS (yui-relayer) のオブザーバビリティ強化に関する開発も行う予定です。
入社エントリとして、これまでの経歴とDatachainを選んだ理由、そしてこれから何をやっていくかについて書いていこうと思います。
これまで
大学の研究室時代、日報を書いたりメンターの方とやり取りしたりするために、オンラインのドキュメント管理ツール (PukiWiki) を使っていたんですが、インターネットに繋がっていてブラウザさえあれば OS や端末に依存せずにどこからでも利用できる Web サービスに素晴らしさを感じ、Web 業界に興味を持つようになりました。
それから PukiWiki のプラグインを開発したり、Twitter 関連のサービスを開発したりした後に、新卒でディー・エヌ・エーにソフトウェアエンジニアとして入社することができました。
ディー・エヌ・エーではデータ分析しやすいデータの整備や、HTML5 の技術を使ったゲームエンジンの開発などに携わりました。この時期には学生時代にメインで使っていた R 言語の著書を共著で執筆したりもしました。
2 社目のクックパッドでは Rails 初心者ながら、Rails エンジニアとしてオンラインチラシサービスの開発やレシピ検索サービスの開発に従事しました。他のプロダクトエンジニアに比べると、高速化や検索関連のタスク等、バックエンド寄りのことを多めにやっていように思います。
3 社目であり前職でもある Repro では、7 年以上在籍していたこともあり、SRE のような存在として AWS 周りの面倒を見たり、それまで触ったことのなかった様々なミドルウェアの安定化をしたり、Rails アプリケーションのリアキテクチャリングをしたり、システムコストの管理をしたり、マネージャーをしたりと、様々な経験をさせていただくことができました。
転職のきっかけ
前職では様々な経験をさせていただいたお陰もあって、システム周りのことや組織のことにはかなり詳しくなり、周りからも信頼される存在になれたと感じました。 一方で、次のような不安もありました。
自分が現在活躍できているのは在籍年数などのお陰で、本当の実力よりも評価されているのではないだろうか?
コンフォートゾーンに入り浸ってしまっているのではないか?
プライベートの時間を捻出して英語を学習しているが、仕事で生きるような技術のキャッチアップに時間を割いた方が良いのではないだろうか?
英語学習については拙ブログのカランメソッドの全ステージを修了したを参照してください
自分がより情熱を費やすべき選択肢が他にあるのではないだろうか?
子供ができたら新しい挑戦をするのが難しくなるのではないだろうか?
そんな中で Datachain さんに声を掛けていただきました。
正直なところ、当時ブロックチェーンには全く興味がなく、流行り者好きが注目しているだけの技術という偏見があったのですが、カジュアル面談や選考などを通じて、日本発でグローバル市場を取りに行くという Datachain の本気度や現実性について伝わってきて、自分もその一員として共に挑戦したいと感じました。
特に、Swiftと連携したステーブルコインPJでグローバル市場を取りにいく話では壮大な話が書かれているので、是非みなさんにも読んでいただきたいです。
以上のことも踏まえると、自分にとっては Datachain の以下の点が特に魅力的に映りました。
技術がサービスのコアになっている
とにかく動くものよりも、技術を深く理解して納得の行くものを作りたい自分の性に合っている
世の中に大きなインパクトを与える可能性を秘めている
日本発でグローバルをリードする可能性も秘めている
今の環境よりも英語を使う機会がある
組織として英語学習を支援しているし、社内にはバイリンガルな方も所属しているし、SRE チームはドキュメントを英語で書く
まだ組織規模が小さい
個人一人ひとりが組織に与えるインパクトが大きいし、組織作りにも関わっていける
Datachainに入社
入社前から覚悟はしていましたが、とにかくキャッチアップする内容が多いです。
自分の場合はブロックチェーン技術に触れたことがなかったのでそのキャッチアップは当然ですが、前職ではクラウドサービスとして AWS、コンテナオーケストレーションサービスとして Amazon ECS、プログラミング言語として Ruby を中心に利用していたので、Azure、Azure Kubernetes Service、Go・TypeScript が中心の Datachain では駆け出しエンジニアになった気分です 笑
実は 11 月から副業としても関わっていたので 3 ヶ月程度経ちましたが、ようやく他のメンバーが何を言っているかわかるようになってきたところです。
具体的には、ブロックチェーンR&D企業における SREの実態を見て何の話をしているのかようやくわかるようになってきました。
これから
まずは SRE の一メンバーとして遜色なくタスクをこなせるようになることが目下の目標です。そのためにはまだまだ自社プロダクトで使われているブロックチェーン技術(IBC, LCP, etc.)に対する理解が足りないので、オブザーバビリティの強化や日々の運用などの実践を通じてキャッチアップする必要があると感じています。
また、自分はソフトウェアエンジニアの中ではソフトスキルにも強みがある方だと思うので、技術だけでなく多面的に組織やプロダクトに貢献できるよう、SRE の枠に限定することなく活躍できる領域を広げていければと考えています。
貢献の仕方は様々ですが、グローバル×ディープテックという領域に共に挑戦できることを誇りに思います。
Datachainではまだまだ組織を拡大中です!
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また「まずは話を聞いてみたい」という方がカジュアル面談よりご応募をお願いします!