初めてのブロックチェーン学習を支援する「A Tour of Blockchain」を始めました
Datachainでは、これまでのR&Dの成果をもとにした新規プロダクトの垂直立ち上げのため、積極採用を行っており、ありがたいことに開発チームの規模が毎月のように大きくなってきています。
その中で、開発組織文化を方向づけ、エンジニアの未知の技術に対する挑戦を後押しするために、いくつかの制度を作ることにしました。
今回は第6弾「A Tour of Blockchain」のご紹介です!
これまでの制度紹介はこちらをご覧ください。
「A Tour of Blockchain」とは
制度名はGo言語の入門でお馴染みの「A Tour of Go」から着想を得ています。
Datachainに入社いただいた方が対象の、ブロックチェーン技術のキャッチアップに向けた制度です。
制度導入の背景
現在、Datachainでは特にエンジニアを積極採用中です。国際送金やクロスチェーンブリッジといったプロダクトやその将来性に関心を持っていただいた方も多くいらっしゃいます。
このような高い信頼性が求められるプロダクトを開発するにあたっては、従来のWebアプリケーション・ソフトウェア開発技術も重要な要素となります。今後のDatachainはブロックチェーン領域での開発経験の有無だけでなく、これまでの高い技術力を発揮できるチャレンジングな場所になると考えております。
そのため、これからブロックチェーン領域に取り組む方も歓迎しておりますが、「ブロックチェーンについてどういった技術かはなんとなく聞いたことがあるものの、どうキャッチアップすればいいのか?」という声も多くいただきます。
ブロックチェーン技術は暗号技術や分散処理技術などをベースにした技術ではありますが、実際に開発に携わろうとするとその特有の技術や、社内で開発しているOSSといった独自技術の理解は必要です。
ブロックチェーン技術はOSS中心の世界ではありますが、OSSの活動はブロックチェーンではなくともWeb技術でも当たり前に利用されており、Datachainに入社していただくエンジニアは基本的なキャッチアップを課題とは感じていません。しかし、自社技術を含め、ブロックチェーン技術の情報はオープンですが、初めて取り組む人にとって情報がまとまっているとはいえない状況です。
Datachainは、入社してから初めてブロックチェーン技術に触れたエンジニアが多くいる環境です。これまでも技術オンボーディングという形で取り組んできたことを「A Tour of Blockchain」として制度として始めようとしています。
技術ロードマップ
実際に、Datachain内の資料にある技術ロードマップを掲載いたします。ここには基本的な技術だけでなく独自の技術も含まれています。
こんなにあるの・・・?と不安に感じるかもしれませんが、全て理解しないと開発できないものではありません。この中から、最速で開発に参加できるよう、要素をピックアップしながら技術オンボーディングを進めていきます。エンジニアの最初の頃のように新しい技術を学び、新しい活用をすることの面白さを感じていただけると嬉しく思います。
具体的な資料は、各ブロックチェーンのドキュメントや教材、自社ドキュメント、書籍で構成しています。
制度は日々進化中です
技術的な理解だけでなく、実際に世の中にあるプロダクトに触れてみないとその技術の有用性がわかりづらいといった課題もあります。
以前ご紹介したSC10の制度も交えながら、この「A Tour of Blockchain」はこれから入社するエンジニアの声を聞きながら日々ブラッシュアップしていきたいと考えています。
まとめ
今回は「開発組織制度」の第6弾として「A Tour of Blockchain」をご紹介させていただきました。
Datachainでは、今後もブロックチェーンがなぜ面白いのかなどの情報を含め、毎週開発チームについての発信をこちらのnoteで行っていきます。
今後の開発組織制度、そして社員インタビューなども発信していきますので、ぜひnoteやXをフォローいただけると嬉しいです。
また、まずはお話を聞いてみたいという方は、ぜひ以下のカジュアル面談フォームよりご連絡いただけると幸いです。弊社EMの加藤・新田のいずれかがご対応させていただきます!