はじめての技術イベントブース出展の学び【PRODUCT HISTORY CONFERENCE 2024 #プロヒス2024 】
Datachainでエンジニアリングマネージャをしている新田です。
今回はDatachainでは初めて技術イベントでブース出展したので、出展にあたっての準備で行ったことや意識した観点、学びなどをお伝えしたいと思います。
イベント参加に向けた準備
やるべきことのチェックリスト化をしました。
初参加ですと、前のイベント物品の再利用ができないので全てを準備する必要があります。
用意したものはこちらです
・バナースタンド
・テーブルクロス
・パンフレット
・ノベルティ
・アンケートボード
アイデアもそうですが、デザインも必要です。また、納品までに期間が掛かることもあるため、スケジューリングに気をつける必要があります。
これからイベントをする企業さんがあれば、最低限、バナースタンド、テーブルクロス、ノベルティの準備があるとブースで良い感じの雰囲気をつくることができるかと思います。
ノベルティは会社を覚えていただくきっかけになるもの。そのため、その会社らしさを表現できるものにしたいと考え、こだわりを持って検討しました。単純によくあるノベルティではなく、Datachainらしさが出るノベルティにこだわりました。
Datachainでは、世界中をつなぐクロスボーダー決済基盤やブロックチェーン間をつなぐプロトコルの開発を行っています。これらに共通する「世界をつなぐ」というコンセプトを意識した結果、付箋とUSBケーブルにたどり着きました。
2方向から色違いの付箋を使えるカラー付箋は、繋げるような形をしており、会社のコンセプトともマッチしています。また、私自身も同様の付箋を使ったことがあるのですが、実用的な観点でもとても便利でした。本を読みながら後で読み返したい箇所、重要なキーワードなど色違いで使用すると特に役立ちます。
USBケーブルは見た目の通り、色々なものを繋ぎます。もともと仕様(USC Type-AとType-Cなど)が異なっておりつなぐことが難しいようなもの同士でも、簡単につなぐことができるようになるというのは、私たちが実現したい世界観ともマッチしています。
様々な準備をしましたので、新しく技術イベントに参加する会社さんがいたら参考にしてもらえると嬉しいです。
KPIを何において行動するかは難しい
採用広報と技術広報は同じ場で行われることも多いですが、文脈が違います。採用広報はマーケティング活動ですが、技術広報はエンジニアが様々な技術の知識をもらった還元と発展の活動です。
私がコミュニティに育てられたエンジニアだからか、会社の目標を達成する思いが強くなるあまり、イベントの体験を阻害して自社だけの利益を得ようとすることは良いとは思っていません。
イベントの体験を損なわないように気をつけながら自社のことを知ってもらうため、今回のKPIはパンフレットを渡す枚数の目標とアンケート回答に促す会話数の目標を立てました。
ブースでは積極的に取り組むことで、およそ150枚のパンフレットを渡すことができました!
アンケート回答の目標達成度合はシールの数で分かります。
自分としても興味深い結果になりました。
イベント趣旨のプロダクトヒストリーになぞらえたアンケートをとりました
エンジニアが多く参加しているので、技術的な面白さに興味を持った人がもっと多いかなと思っていましたが、想像していたよりも人で決める人も多いのだなと感じました。
そして、最初から事業領域に興味があって入った人よりも、新しい価値を生み出せることに興味を持って関わっている人が多いのだなと感じました。
私もDatachainは今まで知らなかった事業領域になりますが、新しい価値を生み出せると思い挑戦している者の一人です。
イベントブースは2人で対応することは大変
初のイベント参加で予定までのスケジュールが短かったこと、元々の社員数が多くない、リリース前の忙しい現場、など色々な状況が重なり、イベントブースはイベントの開始からしばらくの時間は2人で対応する時間ができてしまいました。
KPIも立てて常に動いていていると、なかなか厳しい。トイレもランチもなかなか行きにくい状況になってしまいました。これは体験を伴った大きな学びでした。
今回の体感では、最低4人以上、できれば5−6人で回せるとよいのではと感じました。もし、イベント経験の知見がある方がいましたら、ブースのちょうど良い人数の目安など教えていただきたいです!
初のブース出展は大成功でした!
弊社のブースは少し奥まったところにあり、ブースに来てくれる人がいるか不安でしたが、非常に多くの方にブースに来ていただきました。
実際やってみると想定していないことも色々起きましたが、多くの方とのお話の機会をいただきました。Datachainのことを知らない人がほとんどでしたが、逆を言えばこの機会でたくさんの方にDatachainを知っていただくことができました。
次回の技術イベントへの参加は、来年のSRE KaigiとEMConfです。ぜひこれらのイベントでも様々な方とお話できればと思っておりますので、よろしくお願いします!