
より深くブロックチェーンの世界へ
はじめまして。DatachainのChenです。
2024年12月にバックエンドエンジニアとして入社し、現在はTOKIの開発を担当しています。
入社エントリとして、これまでの経歴とDatachainを選んだ理由、そしてこれから何をやっていくかについて書いていこうと思います。
これまで
私は中国出身で、アメリカの大学でComputer Scienceを専攻し4年間学びました。卒業後に日本に渡り、大学院でNLPなどの研究を行いました。
よく「アメリカにいたのに、なぜ日本に?」と聞かれます。確かにいろいろな面でアメリカの方が恵まれた環境かもしれませんが、個人的には自分に合う場所が一番だと考えています。深く考えずに来日を決めましたが、日本の文化が自分の趣味や性格と非常に合っていたのが理由です。
新卒で大手IT企業に就職し、ソフトウェアエンジニアとして入社しましたが、実際の業務はコーディングとあまり関係がありませんでした。このままではエンジニアとして行き詰まると感じ、転職を考え始めました。
ちょうどその頃、友人から仮想通貨を勧められました。以前から聞いたことはありましたが、怪しいと思っていました。しかし、実際に調べてみるとすごく興味深い技術だと感じ、特に「decentralized」という概念に惹かれ、この分野への転職を決意しました。
2022年中頃、ブロックチェーンインフラに関するベンチャー企業に入社しました。約2年半の間、Goやブロックチェーン関連インフラの構築に力を入れ、新規設計から運用までの一貫した開発を経験し、最終的にはチームをリードする立場まで昇進しました。

もう5年も経つとは、なんだか不思議な気持ちですね。
転職のきっかけ
主に二つの理由がありました。
一つ目は、ブロックチェーンのより深い部分を研究したいという思いです。これまでもブロックチェーンに関する仕事をしてきましたが、主にブロックチェーンからデータの取得と処理に留まっていました。今度はブロックチェーン上で何かを構築したいと考えました。
二つ目は、より経験豊富なエンジニアと一緒に働きたいという願望です。自分にとって周囲からの刺激は非常に重要で、優秀なエンジニアと共に働くことで、自身の成長につながると考えています。
そんな時、PR TIMESのニュースでDatachainという会社を知りました。調べてみると、ブロックチェーンの大きな課題であるInteroperabilityの解決に取り組んでいることに驚きました。プロジェクトの紹介やGitHubを見た結果、技術力の高さに感銘を受け、応募を決意しました。
Datachainに入社
2024年12月にバックエンドエンジニアとして入社したばかりではありますが、すでに多くの刺激を受けています。実現したいことは山ほどありますが、各チームの人数は多くありません。そのなかで、混乱することなく適切なペースでタスクを分割し、一歩一歩確実に完成させていく姿勢には感銘を受けています。
外国籍のため、新しい会社に入社する際は周囲の人々とうまく関係を築けるか不安でしたが、実際には想像以上に皆さんが親切で、同じく外国籍の方もいらっしゃるので英語で会話したり、Slackで英語を使用するのが普通なのも大変助かっています。
ほぼ毎日、チームリーダーとオンボーディングミーティングがあり、技術的な話題や質問への回答など、非常に有益な時間を過ごしています。
これから
現在のプロジェクトは一般的な開発の枠を超えて、ブロックチェーンの仕組み(特にIBC、スマートコントラクトなど)をしっかりと理解する必要があります。
まだ分からないことが多くありますが、タスクをこなしながら、将来的にはこの分野の専門家として自信を持って仕事ができるよう努力していきます。
Datachainでは開発組織を中心に積極採用中です!
バックエンドチームについてさらに詳しく知りたい方は、直近入社したTorp Julianの入社エントリーもぜひご覧ください。
Datachainにご興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談よりご応募をお願いいたします。