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実践から学ぶ!ご入社時ステーブルコイン10万円お試し制度『SC10』を開始

Datachainでは、これまでのR&Dの成果をもとにした新規プロダクトの垂直立ち上げのため、積極採用を行っており、ありがたいことに開発チームの規模が毎月のように大きくなってきています。

その中で、開発組織文化を方向づけ、エンジニアの未知の技術に対する挑戦を後押しするために、いくつかの制度を作ることにしました。

こちらのnoteでは、その第一弾として、『SC10(エスシーテン)』という制度について、その概要と背景をお伝えしていきたいと思います。

新規プロダクトの「ステーブルコインクロスボーダー送金基盤」については、ぜひ弊社代表の久田のnoteをご覧ください!

『SC10』とは?

『SC10』は、簡単にいうと、ご入社時点にステーブルコイン10万円分を付与させていただくという制度です。

ブロックチェーンを用いたサービスに自ら触れて慣れていただき、実践によって学びを加速させていただきたい、という狙いがあります。

制度自体は非常にシンプルです: 

  • ご入社後の最初の満額給与支給のタイミング(当月25日)にお振込み

  • 実践用の社内向けドキュメントを参考に、いくつかのユースケースを試していただく

  • もちろんお試し後の資産はご自身のものとなります

なかなか自身のお金を使ってとなると重い腰が上がらない… という方もいると思いますが、そんな方にもトライしていただけるようにするための制度となっています。

※2024年10月1日以降のオファー面談実施の方に適用させていただきます。
※また、2024年9月現在、日本国内で柔軟に取り扱い可能なステーブルコインは未発行な状況のため、暫定的に日本円で付与させていただきます。


なぜこの制度をつくったのか?

この制度をつくった背景には、ステーブルコインを含むブロックチェーン関連のサービスにあまり触れたことがないという方にも、興味を持っていただきたい、さらにご入社後に早期に慣れてご活躍いただきたい、という想いがあります。

Datachainでは、現在、R&Dの基盤の上に、大きく2つの事業を展開しています。1つは、24年9月初めに発表させていただいた「ステーブルコインを用いたクロスボーダー送金基盤」、もう1つは異なるブロックチェーン間でステーブルコイン等のアセットの送金を可能にする「クロスチェーンインフラ(TOKI)」です。

これらに共通して使われているのが「ステーブルコイン」です。

ステーブルコインは、端的に言うと、「法定通貨と価値が1:1で紐づいているブロックチェーン上で扱うことのできるアセット」のことです。

今現在も、米国ドルやユーロ、日本円など、各国の法定通貨に紐づいたステーブルコインが発行・運用されており、その市場規模は25兆円に達しています。


なぜビットコインではダメなのか?

皆さんご存知のBTC(ビットコイン)は、法定通貨に対して価値のボラティリティが激しく、商取引の決済用途や価値の保存用途としてなかなか使いづらいという課題感があります。

そこでステーブルコインの出番です。ステーブルコインは、その特性上、法定通貨と価値が紐づいているため、価格の変動を意識する必要がありません。そのようなメリットゆえ、暗号資産業界やDeFi(分散型金融)サービス内で利用が広まっています。

ただ、このnoteを読んでいただいている多くの人にとって、ステーブルコインはあまり馴染みのないものだと思います。

それもそのはず。ステーブルコインは、法定通貨の発行規模に対して24年時点で0.5%ほどと未だに限定的であり、暗号資産の取引・DeFiといった領域以外では、まだまだほとんど利用されていないためです。


なぜ法定通貨ではなくステーブルコインなのか?

では、そもそも法定通貨ではなく、ステーブルコインを用いるメリットはどこにあるのでしょうか?

分かりやすい例として、私たちが推進している国際送金を見てみましょう。現在の国際送金では、多くの場合、コルレス銀行と呼ばれる中継銀行をバケツリレー形式で介しています。時差や言語の問題などもあいまって、特に新興国への送金においては、1つの送金をするのに数日から長い場合は1週間以上かかることもあります。

一方で、ステーブルコインを用いることで、上述の中継銀行を介さずに、「早い、安い、便利」な送金を実現できるようになります。具体的には、24時間365日間稼働し、送金・着金がいつでも高速かつ安価に行える状況が将来的に実現できる見込みです(詳細はこちら)。

これは、ステーブルコインがブロックチェーン上で扱われており、送金・着金を行う際に、ステークホルダー間(ここでは銀行間)で、組み合わせ毎に個別にシステム構築・運用を行う必要がないためです。

また、上記のメリットとも関連しますが、「プログラマブルな決済ができる」という性質も持ち合わせています。「ある特定の条件が満たされた場合に、自動的に決済を実行する」といったことができるようになります。

今後、より多くのアセットがブロックチェーン上で実行されるようになると予想されています。デジタルアセット化される金融資産は、2030年には、少なくとも現在の数十倍にあたる16兆ドルに達するとされています。

モノの動きがブロックチェーン上で扱われれば、お金の動きもブロックチェーン上で行われることで、シームレスな商取引が成立します。こうして、ステーブルコインが既存の商取引や個人間取引にも広がっていくことと考えられます。

私たちとしては、そんなステーブルコイン決済を加速させるためのプロダクトを開発しています。


実体験を大事にしたい

すこし複雑な話も出てきてしまいましたが、ご入社いただくみなさんには、ぜひステーブルコインに触れていただいた上で、手触り感・納得感をもって、プロダクト開発に取り組んでいただきたいと思っています!

実際にステーブルコインを用いて送金をしてみたり、ステーブルコインを用いてブロックチェーン上の金融サービスを利用してみたり、NFTを購入してみたり、さらにその中でブロックチェーンをまたいだ取引(クロスチェーン取引)をしてみたり。

このような実体験によって、ブロックチェーンやステーブルコインが初めてという方にとっても、プロダクトの価値を深く理解して開発に取り組んでいただけたら嬉しいと思っています。


さいごに

今回のnoteでは、「開発組織制度」の第一弾として、ご入社時ステーブルコイン10万円お試し制度『SC10』をご紹介させていただきました。

Datachainでは、今後も、毎週開発チームについての発信をこちらのnoteで行っていきます。開発組織制度の第二弾以降、そして社員インタビューなども発信していきますので、ぜひnoteやXをフォローいただけると嬉しいです。

また、まずはお話を聞いてみたいという方は、ぜひ以下のカジュアル面談フォームよりご連絡いただけると幸いです。弊社EMの加藤・新田のいずれかがご対応させていただきます!

求人一覧は、こちらからご確認いただけます。

ディープテック領域で日本発のグローバルプロダクトを立ち上げるというチャレンジをぜひご一緒できると嬉しいです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました!