Datachain初のオフラインワークショップを開催!フルリモートだからこそ大事にしたい議論の場
Datachain初のオフラインワークショップ!
エンジニアリングマネージャの新田です。
今回、Datachainの開発組織のメンバーを集めて初のオフラインワークショップを開催しました!オフラインで集まってワークショップをした目的や様子をこの記事でお伝えします。
Datachainはコロナ禍以降フルリモート勤務が主体の会社です。現在は地方在住の方の採用も進んでおり、オンラインでは毎日顔を合わせているものの、実はオフラインでは年単位で会っていなかった人もいました。
フルリモートの働き方ではコミュニケーションに問題が出てしまうことが世間一般でも語られています。しかし、この問題が発生する理由は、特性に合わせた組織のアプローチが足りないからだと私は考えています。
オンラインで発生するコミュニケーションの問題は、オフラインで成立していたコミュニケーションをそのままオンラインでも期待することによって発生しているケースが多いと感じます。
オンラインのコミュニケーションをうまく機能させるためには、「オンラインだからこそのコミュニケーションの設計」と「オンラインでは埋めにくい要素に対してはオフラインでのやり取りによる穴埋め」、この両者のバランスが重要です。
この考えのもと、オフラインのコミュニケーションでしか得られないものを得るために、今回はワークショップの形で集まる企画を設計しました!
どんな雰囲気で進むのか?みんながソワソワする中、ワークショップが始まりました
業務委託で手伝っていただいているgaoryuさんにワークショップの設計とファシリテーションをお願いして進めていただきました!
参加メンバーは初めてのワークショップなのでどんな雰囲気で進むのかソワソワする中、gaoryuさんの安定したファシリテーション力で場がすぐに温まり、僕は安心して後ろから見ていることができました。
ワークショップは単純に楽しいだけではなく、もちろん目的と成果を設計しています。
普段のオンラインだと、設計されたコミュニケーションと目的を持ったアジェンダ中心に議論されてしまうため、オフラインでは普段見えづらい面をお互いに理解する機会を作りたい。
各自の根底にある思考性や現在の仕事の捉え方など、普段の意思決定や行動の背景にある頭の中にあるものを共有したいと考えました。
ワークショップは2つのフェーズに分けて進みました。
・前半は個人の理解
・後半は開発の進め方で課題になっていることの理解
で進みます。
決して結論を出すことが目的ではなく、普段の頭の中を共有することで次の難しい議論の共通理解をつくっていくことを目指しました。
アイスブレイクのムービングモチベーターズ
個人の価値観を理解するManagement3.0のプラクティスのひとつであるムービングモチベーターズを行いました。
10の価値観が書かれた紙を配布し簡単な説明を行い、それぞれの価値観の上位3つを決め、周りの人と共有しました。
みんなこのような小規模なスタートアップに来る人なので、チャレンジ精神が出やすい項目が選ばれたり似ている所もありますが、人によっては持っていたイメージと違うものが選ばれていたり。
シンプルですがお互いの価値観を理解できる施策で、今まで一緒に働いていたけれども知らなかった価値観を知ることができて楽しかったです!
あなたの今の状態は?
今の自分の状態を示す質問をして、1-10をスケッチブックに書き、お互いに見せながら説明することで、その人の状態を知るワークを行いました!
最初の質問は「今のあなたのパフォーマンスは?」です。開発チームは、プロダクトのリリースに向けて開発を詰めていく大変なフェーズに入っています。今年はチームの拡大による組織構造の変化と開発プロセスの変化もあり、みんながどんな風に感じているのか気になりました。
次の質問は「今の仕事のプレッシャーは?」です。開発もチームも変化し、次の大きな事業のビジョンもあります。多くのやりがいがある一方で相応の忙しさもあるなか、各自がどのようなマインドやコンディションで仕事と向き合っているかを感じられるトピックです。
当たり前に凄いアウトプットを出す人でもプレッシャー指数が高かったり、凄く難しい役割をしていそうに見えるけどプレッシャー指数がそれほどでもなかったり、行動と感じているプレッシャーにギャップがあって、非常に興味深かったです。
リーダー陣の考えていること、上手く行かなかったことは何故起きた?何ができた?
ここからは後半戦です。各チームのリーダー陣を前に集めて、これまでの進め方でもっと上手くできたことはなかったか?あのときの判断の意図は?どうだったら許容できたのか?など、少し過去をふりかえりながら未来へのアクションでどんな選択肢に繋がりそうかを議論しました。
普段からリーダー間では定例でいつも激論が交わされていますが、オンラインの会議ではメンバーが会議を見ることができないため、リーダー同士の会話の様子は当然見えません。リーダー陣からするといつもの延長での議論でしたが、メンバーからすると普段見えないリーダーの議論がオープンに見えてよかったのではないかと思います。
たくさんの人に囲まれて話すので多少の忖度があったりするかな?と開催前は考えたりしましたが、会社の文化的に非常にフラットに、率直に、建設的に議論していて、流石リーダーになる人達はしっかりしていると改めて感心しました。
明日からできるアイデアを考えてみる
リーダー陣の議論を受けて、「では自分たちで何ができるのか?」を考えるワークをしました。3−4人のグループに分かれ、ホワイトボードを使いながら議論します。
最後にグループで出したキーワードや結論をスケッチブックに記載し、共有してもらいました!
本編のワークショップはここまでです。
Datachain代表 久田のAMA
ここからは3ヶ月に1回の頻度で全社で行っている質問会&懇談会です。
質問自体はいつでもSlackでウェルカムなのですが、オフラインで集まるとなると改めて考えることもあり、様々な質問が飛び交いました。
事前にもらっていた質問も含めて、質問に何でも答える Datachain AMA (Ask me anything) を行いました!
事業についての突っ込んだ話もありましたが、フラットに話がされて、現在の事業の状況や今後の変化、大きなチャレンジについて理解が深まる場となりました。
未公開情報や踏み込んだ内容も含まれるためここでは詳しくは書けませんが、概要などを知りたい方は、ぜひカジュアル面談で聞きに来てもらえると嬉しいです!
熱い議論のあとは全社員での懇談会!
久々にオフラインで会うと、非常に多くのメンバーが居ることを実感します。少し前までこじんまりした懇親会だったのが、お店を貸切するレベルになってきました。
ですが、新規事業をやるにはまだまだ推進する人が必要なので、さらにチームは大きくなっていく予定です!
このワークショップでの1番の大きな失敗は集合写真を撮れなかったことです。まだまだ少ないこの体制のタイミングでの記念写真を撮っておけば良かったです。。
事後アンケートの速報では、非常に好評の結果が返ってきているので次回も開催しようと考えています!
現状では定期的に3ヶ月に1度くらいの頻度でオフラインで集まって、議論などのワークショップをすることを検討しています。
最後に
Datachainの開発組織はまだまだ小さく、初めてのことばかりです。いろいろなことをつくりながら、初めての取り組みをしながら、いままさに大きく成長している開発組織を一緒につくっていく。その過程を共にできる仲間を募集しています!
一緒に大きな事業を達成するための良い開発組織をつくっていきませんか?
今まさに「良い開発組織とは何か?」を別のワークショップで整理しています。新田個人のつくりたい開発組織は「ワクワクする開発する組織」ですが、みんながワクワクするには、みんなが思う良い開発組織に目線を揃える必要があります。
みんなの思いを言語化し、良い形にまとめて、今いるメンバーとこれから入社してくれるメンバーが同じ目線で事業を推進し、開発組織をつくれるようにしたいと考えています。
この組織を作り、事業を推進していく、エンジニアリングマネージャ、テックリード、プロダクトマネージャ、アーキテクトなど様々なポジションを募集しています!
求人一覧はこちらからご覧いただけます。
まずはカジュアル面談で話を聞いてみたい、という方も大歓迎です!
また今後も開発組織制度、そして社員インタビューなども発信していきますので、ぜひnoteやXをフォローいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!